アロンソンの不貞の法則というものがあります。
「10年連れ添った女房から“あなたってとても男らしくて、素晴らしい人ね”と、普段褒めたことがない女房から誉められた場合、通常の旦那であれば、“こいつ何を企んでいるんだ?、洋服のおねだりかか、それとも俺を外しての旅行か”と、警戒する人が多いと思いますが(私の思い過ごしか?)、これとは逆に初めて知り合った女性から“あなたってとても男らしくて、素晴らしい人ね”とほめられた場合、初めて知り合った人からの賞賛、承認は新鮮で魅力的に感じられる」というものです。
但し、お見合いの場ではやめましょう。相手のことがまだよくわからない内に言われたら、ちょっと気持ち悪いですね。
出来ればデートを2・3回した後のほうがよいです。
「まだ数回しかお会いしていませんが、あなたはこのように(具体的な部分)素晴らしい方ですね」。と褒(ほ)められたら、新密度UP間違いなし。
アロンソンの別の実験では、常に自分のことを肯定的に見てくれる人より、最初は自分のことを否定的に見ていた人が、次第に自分を肯定的に見てくれると、人はその人をもっとも好きな人物と感じるようになる。と言われています。
なんだか矛盾しているようにも感じられますが、僕にとって貴方は100点満点の方ですと最初に言われたら、「この男、何言ってんだろ!」と警戒されるのがオチです。付き合っていく内に徐々に相手を好きになっていく、これのほうが自然ですし愛情も深まりますね。
まず否定と書くと、ではさっそくと言って行動されると困りますので、一言添えますが、お見合いの席ではお相手がどのような方なのかを確認する場です。肯定も否定もその次です。どちらが自分にとってあっているのか、見定めて行動してくださいね。