ある学生グループの実験でのお話です。
Aグループは交通安全の小さいステッカーを、1枚だけ窓ガラスに貼ることを各家庭の主婦に依頼して回りました。
勿論、依頼はOKでした。約2週間後、今度は「安全運転」と大書きした立て看板を1週間、家の前に立てさせて欲しいと依頼しました。結果は、76%の主婦がOKでした。
Bグループはステッカーの依頼をせず、ダイレクトに立て看板の以来をしました。この場合では17%しか主婦にOKは得られませんでした。
小さく簡単なお願いから、大きいお願い(プロポーズ)に。
皆さんにはあまり聞き覚えの無いものに、「SF商法」というものが昔ありました。現在では健康食品説明会等の名称に変わっているようですが。この商法は、お年寄り・主婦を対象に短期間で商品を売り、短期間で店じまいをします。
ここで使用しているのがYES話法といって、先ず始めに100円ショップで売っているような商品を無料で配り(このとき「欲しい方は大きい声でハイと言って、手を上げてください」と一斉に言わせます)、これを何度か行った後、小額の商品から徐々に高額な商品に切り替え、販売する手法です。
これは小さいお願いから大きいお願いを叶えさせる見本のようなやり方です。
これを実際のお見合いの席で利用した場合(微視的)はどうでしょうか。
喫茶店でのお見合いの場合ですと、まずメニューを手に取り“ご覧になりますか”“ハイ”注文するものが決まったら“注文は○○で宜しいですか”“ハイ”などなど色々とアレンジできます。
巨視的に見た場合には、お相手の選定・お見合い・交際・結婚になるわけですが、このイエス話法を使ってOKを連発させれば、成婚に至ります。
但し、お相手が自分に相応しいのか、結婚後、この相手に対して愛を継続できるのか、価値観は合っているのか、等々を主体に判断しながら、自分流のイエス話法を開発してみてください。
この話法は男女共通するものです。但し、悪用はしないでくださいね!