新規に入会した女性が入会直後に選ぶお相手は、容姿端麗な顔立ちの男性ばかりです。今も昔もいい男はもてます。私が嫉妬(しっと)してもしょうがないか!
その時代のもてる男性像を女性が作るのは当たり前ですが、狩猟時代には狩がうまく安定して食料を運んでくれる男性がもてました。ですから男性は狩がうまくなるよう必死になってその技を磨いたことでしょう。
権力があると幸せになれると女性たちが思えば、男性たちは必死になって権力を得ようと行動します。また、お金が一番だと女性たちが望めば、男性は必死になってどうすれば金持ちになれるかと思い悩むでしょう。
時代を動かしているのは男性だと思いがちですが、実は女性の思いが恋人・夫や息子たちに反映されその時代や民族のあり方を作っていくのではないかと最近とみに思います。
隣国の韓国は権力志向ですし、中国では拝金主義が蔓延(はびこ)っています。韓国では若い女性が権力のある老年の愛妾になりますし、中国では金持ちになった男性は若い女性からモーションをかけられ、それまで連れ添った妻を捨て若い女性と再婚をする人が後を絶ちません。
いくら権力があり、また金持ちでも女性がウンといわなければ思いは遂げられません。中世ヨーロッパでの領主による処女権とか、どの時代も例外はありますが概(おおむ)ね女性が時代の様相を作っています。
坂東眞理子著“女性の品格”は男女共同参画室長であったことからネトウヨの攻撃にあったようですが、読んだ限りではジェンダーフリーを思わせる感じはしません。品格というより品位を高める上で女性には読んで欲しい一冊です。