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脳梁でひも解く、男女の違い

子は鎹(かすがい)といいますが、この「かすがい」は建築用語です。木と木をつなぐ接合金物のことです。その他、梁(はり)というものがあり、これは柱と柱を結ぶ横木です。そして人間の頭にもこの梁というものがあることをご存知ですか。

 

 皆さんは右脳と左脳の働きの違いはご存知だと思いますが、人間の右脳と左脳の神経を結ぶ束を脳梁(のうりょう)と言います。梁の人間版です。感情が激高して“このハゲ~!”と口に出すときには、この脳梁を経由し使っているのです。

男性が何と素敵な女性だろうと思った場合、その感情の75%しか口に出せません。脳梁が小さいからです。女性の場合はその素晴らしいと思った感情を100%、口にだせます。勿論、脳梁が大きく太いからです。

 

ですから男性が女性に対して感情に関する言葉“素敵な女性ですね”は、その内の25%、彼はあなたのことを心の中で叫んでいます。逆に女性の感情に関する言葉はストレート100%です。但し、男性でも例外(脳梁の太い中間脳)はあります。

 

 

 

脳梁に関する事柄は男女の違いのほんの一部分です。他は逐次書きます。

では何故このような違いができるのでしょうか。それは胎児の段階から起きるからです!

 

 

 

男性を特徴付けるものは、テストステロン(Testosterone)という、男性ホルモンの一種によってです。筋肉増大、蛋白同化作用の促進、体毛の増加などの作用を持ちます。睾丸副腎から分泌されます。

 

 

 

母親は胎児の性染色体がXYの組み合わせだと、母体のホルモンシステムは胎児を男として認識し、脳にテストステロンを大量に浴びせます。これに曝(さら)されること(アンドロゲン・シャワーと呼ばれる)によって、脳は女性的特徴(ホルモン分泌の周期性)を失います。

 

 

 

この時期に妊婦が強いストレスにさらされるとストレスホルモン(コルチゾル)の濃度が高まり、テストステロンを浴びせる量が減少し、中性的な男性が出来てしまいます。第二次世界大戦のベルリン爆撃により、戦後間のないドイツでは中性的な男の子がかなりの比率で出生しました。

 

 

 

勿論、思春期にもテストステロンが分泌され、母親からの離脱が始り、単独での行動・放浪を開始します。このときによい子で良過ぎると男らしさを失ってしまいます。男性にとっては一番重要な時期ですね。

 

 

 

男性は言葉を発する時、脳の片側しか使えませんが、女性は両方の脳を使って話すことができます。男性は考えたこと、経験したこと、感じたことを右脳から左脳に十分に伝えることができません。私はアクション映画が好きですが、大体全編を通して主人公はあまり喋りません。

 

 

 

男っぽいほど話せないのです。男性ホルモンの関係です。ただ、主人公は結婚していませんね?

 

 

 

女性の前で口が訊けなくなるあなた、あなたは正常な男です。

 

 

 

心配しないでください。口下手なあなた、あなたは男らしい男です。自分に対して自信を持って行動してください。自信を持って行動するから、男らしい男に見られ、女性から好感をもって迎えられます。女性は自信を持った人を男(雄)として見ています。

 

 

 

口数の少ないあなた、大いに自信を持ちましょう!そして少しはしゃべる努力をしてみましょう。