21世紀の幸せな日本では草食系の男性の話が増えていますが、世界はいまだに戦乱に明け暮れています。
まして20世紀初頭はまさに風雲急を告げる時代でした。
1914年から始まる第1次世界大戦。そして1939年からは第2次世界大戦と世界的な戦争が続いた世紀でした。
この時代、若い男性達に支持されたのが数々の冒険小説です。当時アフリカ大陸などは未知なる世界の極め付けでした。この大陸を舞台に繰り広げられたのが、エドガー・ライス・バロウズ著の“ターザン” シリーズ(1912年~)です。更に “火星のカーター”シリーズ。そして地底世界を描きターザンも出てくる“ペルシダー”シリーズ(1914年~)。それぞれ映画化が何度もされています。
その系譜から誕生したのが、ロバート・E・ハワード著の“コナン”シリーズ(1933年~)です。かの有名なアーノルド・シュワルツネッガーが主演し映画でシリーズ化されたのがハワード作の本作品です。“コナン”によってヒロイック・ファンタジーがとうとう確立されたようです。
人類の歴史は哀れなほど戦争に明け暮れています。我々の祖先は戦いというサバイバル戦争で勝ち抜いた人たちです。ラマピテクスから数えて数百万年の間、人類は殺し合ってきました。潜在意識やらDNAにしっかり刻みこまれています。今さら綺麗事は通用しません。
草食系男子などとマスゴミに騒がれても、本来持っているものは紛れもない肉食の系図です。ひとたび火がつけば獰猛な人間の本性が現れるものです。
僕は優しい草食系と思っている君!
目を覚まして下さい!
本来のあなたは強いものに立ち向かい、女子供を守る遺伝子が組み込まれています。ジェンダーフリーなどと馬鹿な事を言い始めたのは最近のことです。数百万年かけて築き上げたDNAを、上野千鶴子系統の人たちによってわずか数十年で失くそうなんて土台無理です。
秋の夜長、冒険小説やヒロイック・ファンタジーを読むのも、スカッとして気持ちいいものですよ!