最近、入院されたとの事で、心配していますが、若かりし頃の加山雄三さんの“若大将シリーズ”の中で、若大将がお見合いをするシーンが出てきます。
そこで1960年代のお見合いと現代、主流と言われているお見合いの仕方を比較してみましょう。
昔のお見合いは通常、先ず始めにお見合い写真というものがあり、これを名うての仲人が年齢相応の男女にこのお見合い写真を配ります。勿論、学歴・仕事先等良いところを十分にアピールして手渡しします(釣書)。結婚式での二人の写真を一人で写したものと思って下さい。
そしてお見合い成立となれば、日時を設定して、場所を決めます。場所は日本庭園付きの料亭(勿論和室)で仲人を真ん中にして、両家が相対峙して盛装した両親と真ん中に着物姿の娘、またはスーツ姿の息子といった設定です。
洋風で決めれば、ホテルでの会食をしながらのお見合いになります。勿論、両親、仲人同席になります。そして仲人が会話をリードしながら、両人の良いところをガンガン!アピールします。
これで話がスムーズに進むようなら、二人だけで話せる時間を作ってもらい、後日数回のデートを重ねます。これで話がまとまれば次は結納の儀になります。
さて、現代では格式ばったお見合いもありですが、一般的には簡略したお見合いが主流になっています。
それでは結婚相談所でのお見合いの仕方をここに記しますと、写真付きプロフールを会員制インターネット閲覧サービスによって、お相手の検索をまずします。
気に入った方にお見合いの申し込みをしますが、あの人もこの人も素敵と思って、申し込みし過ぎますと、万一次から次とお相手からお見合いOKのご返事が返ってきた場合、全員とお見合いをしていただかねばなりません。それも短期間に尚且つ丁寧に!
(極最近の例ですが、男性40代、大卒、年収800万、容姿は普通、女性から毎月100人ほど、お見合いの申し込みを受けています。)
お見合いの日時・場所は、仲人である当会が双方の予定を聞きながら設定していきます。通常、お見合い日時は土日が原則、仕事の関係で平日になる方もいらっしゃいますが、食事時間にかぶさらないよう午後2時からの設定が普通です。
そして場所ですが、申し込みをした側がお相手の指定する場所に伺うのがルールです。但し、女性が男性に申し込んだ場合には中間地点でのお見合い場所が多くなります。逢う場所はホテルのロビーなど目立つ場所が多くなります。このとき女性側には結婚相談所のカウンセラーが同行する場合もあります。滅多にありませんがたまにあります。
そのあと喫茶店で1時間から2時間ほどお話をするのが普通です。このときの服装は男性ではスーツ、女性はだらしなくない程度の装いです。お相手を尊重するのであれば、それなりの身なりでお会いするのが常識です。たまに頓珍漢な服装(トレーナー等で帝国ホテルでお見合い)で来られる方もいらっしゃいますが、そのような方は結婚相談所での結婚はあきらめた方が宜しいかと思います。
飲食はコーヒーが主流です。原則割り勘ですが、所得の格差を考えれば男性が支払った方が絵になります。スマートさも必要かと思います。
両親も仲人も同席しませんので、お相手のプロフィールをよく読み、話題を豊富に持つよう心掛けてください。
ネット上、大手と目される相談所の考えは、男女を引き合わせるのが仕事と思っているところが多く、個別指導はやりたがりません!カウンセラーも真剣ではありません!
しかし、結婚相談所の良さは個別指導によって、自分の良いところを認識して頂き自信を持っていただくことです。自分を嫌っている人が真に他人を好きになれません。夫婦関係の善し悪しはコミュニケーションの継続です。
面倒でしょうが頑張ってください。応援しますから!