婚活中の男性諸君、結婚するためには結婚の前に必ず、プロポーズという“大きなお願い”をしなければなりません。
ある日突然、見ず知らずの彼女に“結婚して下さい!”と叫んでも相手にしてくれませんよね。当たり前です。
この“大きなお願い”をどうすれば達成できるか、演繹法(QCでは魚の骨)から考察するのも楽しいのですが、あるアメリカの学者が学生たちを使い帰納法的実験をしました。有難いことです!
その研究とは。
〖ある学生の実験 〗交通安全の小さいステッカーを、1枚だけ窓ガラスに貼ることを各家庭の主婦に依頼して回りました。勿論、依頼はOKでした。約2週間後、今度は「安全運転」と大書きした立て看板を1週間、家の前に立てさせて欲しいと依頼しました。結果は、76%の主婦がOKでした。ステッカーの依頼をしなかった場合では17%しかOKは得られませんでした。
小さく簡単なお願いから、大きいお願い(プロポーズ)に。
非常に簡単なことです。
例えば、お見合いなどでお相手とお会いした後、気に入らなければ簡単に「ご縁がありませんでした」と断れば終了します。ですから女性に対して“お見合いをして下さい”と申しこむのは極めて小さなお願いです。
次にデートですが、お見合いが成功した後であれば、デートに誘うのは極めて簡単なお願いです。お相手もデートしたいのですから。
この様に一つずつ階段を上るように、目の前の段を一歩ずつ確実に踏んで行けば、最終的には結婚に結びつきます。
皆さんの年代ではあまり聞き覚えの無いものに、SF商法というものがあります。どちらかといえば、お年寄り・主婦を対象に短期間で商品を売り、短期間で店じまいする悪徳商法です。
ここで使用しているのがYES話法といって、先ず始めに100円ショップで売っているような商品を無料で配り(このとき「欲しい方は大きい声でハイと言ってください」と一斉に言わせます)、これを何度か行った後、小額の商品から徐々に高額な商品に切り替え、販売する手法です。
これは“小さなお願い”から“大きなお願い”を叶えさせる見本のようなやり方です。
これを実際のお見合いの席で利用した場合(微視的)はどうでしょうか。
メニューをご覧になりますか ハイ 注文は○○で宜しいですか、ハイなどなど色々とアレンジできます。
巨視的に見た場合には、お相手の選定・お見合い・交際・結婚になるわけですが、このイエス話法を使ってOKを連発させれば、成婚に至ります。
但し、お相手が自分に相応しいのか、結婚後、この相手に対して愛を継続できるのか、価値観は合っているのか、等々を判断しながら、“小さなお願い”から“大きなお願い”を獲得して下さい!