“いい湯だな!あはん!いい湯だな!あはん!”
温泉に行くと、つい口ずさんでしまう、このフレーズ。
温泉は気持ちがいいですね。
我が家のお風呂には“沸かしの機能”がありませんので、熱いお湯を足していかなければなりません。
寒い冬には、お湯が満タンになるのを待ち切れず、少ない時から入ってしまいます。早くしたいので、ぬるめの湯から入り、徐々に熱くしていきます。
丁度よい温度になった頃にほぼ満タンになるのですが、徐々に熱くなるので結構熱めの湯になっていても、熱いと感じずに長く入ってしまいます。
“ゆでガエル”とはこの状態を言います。
マンネリの日々。このままではいけないと思いつつ、現状に安住してしまうワ・タ・シ。
仕事を終え、家に帰ると母親が風呂の世話から料理までしてくれています。我が家はいいな~。
でも、母親は永遠に貴方の面倒を見ることはできません。貴方が母親の世話をしなければならない時期がやがて来てしまいます。
その時、特別養護老人ホームに母親を入れますか。
現在、特別養護老人ホームは何処も200人から300人待ちです。
直ぐに入所することは出来ません。何年も待ってやっと入所できるのが現状です。
では、どうします。
貴方が会社を休んで面倒を見ますか。
料理を作りますか。
お風呂に入れてあげますか。
紙パンツの処理をしてあげますか。
簡易トイレの掃除をしてあげますか。
この様な事を相談する相手がいますか。
今、ぬるま湯に浸かり、楽な人生を送っているでしょうが、将来、そのつけはやがてやってきますよ。
一日も早く“ゆでガエル”から脱し、将来の事を少しでもいいですから一緒に考えましょ!