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頼み上手は恋上手Ⅱ

頼み上手は恋上手の続きです。

(1)いつもでなくても、「いつもお願いばかり」と言ってみる

初めて頼む相手に対しても「いつもお願いばかりで」と言ってみよう。人は常に自分の行動を一貫させようとする心理を持っているため、「いつも」が強調されると「今回も」引き受けなくてはならないという気持ちになりやすい。いつも引き受けているのに今回はやりたくないとなると、それ相当の理由が必要だと感じ、なかなか断れないのである。

(2)依頼がダメなら相談で持ちかけろ
「頼みたい」「お願いしたい」と言うと断られてしまうなら、「相談したい」という形で話を持ちかけよう。相談なら応じてくれる可能性はかなり高くなるし、その相談事について一緒に考えているうちに、相手に自発的な参加意識が芽生えてくる。相談の内容に関心が高まってくれば、「相談したい」を「頼む」と言い換えても、相手はすんなりと応じてくれるはず。

(3)なかなか会おうとしない人には
わざわざ時間をかけて会いに来てくれた人の依頼は断りにくい。だから最初から会わないことで頼み事から逃れようという心理が働く。そんな人の閉じたドアを開く言葉が「別件で近くに来たので、ちょっとご挨拶に伺いたいのですが」。わざわざ会いに来たのではなくたまたまなら心理的負担も軽く、会おうかという気になる。これで第1関門は突破。会ってしまえば後はあなたの腕次第だ。

(4)「できない」の一点張りの相手にはロミオとジュリエット作戦
いくら頼んでも「できない」としか言わない相手には、「やっぱりダメですか」と引いてみるのも手。一生懸命に口説いていた人が急にあっさり引くと、相手は意固地になって断っていた感情が急にはぐらかされて、軽いフラストレーションに陥る。頃合いを見計らって「やっぱり諦めきれません。もう一度考えていただけませんか」と再度お願いすれば、引き受けてくれることが少なくない。禁じられたことで逆に燃え上がるロミオとジュリエットの心理を巧みに突くことで、相手の同意を引き出せる。ただし引き時のタイミングを間違えると、相手は「そんなに真剣ではなかったのか」と思ってしまうので要注意。

(5)マイナス情報は先に言う
誰だって頼む時には悪条件は言いたくないもの。しかしマイナス情報を隠しても、頼んだ相手が事情に詳しかったり、ほかの人から聞かされたりすれば、「なぜ事前に言わないのか」と不信を招き、話が白紙に戻ったり、二度と引き受けてもらえないことになりかねない。その点、きちんと説明しておけば、相手の印象を悪くすることもないし、信頼を高めることにもなる。

渋谷昌三氏

目白大学人間社会学部教授

Shouzou Shibuya

1946年生まれ。学習院大学卒業、東京都立大学大学院博士課程単位取得満期退学。心理学専攻、文学博士。山梨医科大学教授を経て現職に。非言語コミュニケーションを基礎とした「空間行動学」という新しい研究分野を開拓。

 
上記は、日本人を対象にものですので、隣国の方と遭遇した場合はご相談くださいね。

 

隣国の知人、友人、敵対者(法廷)など多彩な方々と交流がありましたので、詳しいと思います。

 

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