最近は男女ともに一人っ子の方が増えています。国が豊かになると出生率が落ちてくるのは歴史的必然でしょうか。
人は貧しければ食料を互いに分け合い、共に生存することにより個の遺伝子を保持し合います。一人だけ生き残っても、子供はできません。自身の遺伝子を残せないからです。また弱い者(貧しいもの)は集団化して強者から身を守るため数を増やします。
しかし豊か(強者)になると自然の摂理により、数が減ります。豊かさを享受している現代日本では至極当たり前のことです。
昭和47年当時、岐阜大学長であった今西錦司博士の書籍“生物の世界”(昭和16年初版)に、環境とは有機的総合体であると書かれていたように記憶しています。連鎖することでバランスを保っているわけです。
豊か(強者)な民族である日本では、すでに集団化する必要性はなくなり、個を尊重する風潮に変化しています。個の尊重の良し悪しは別問題ですが。
少人数の家族が基本になりつつある状況で、大家族主義の親子同居・3世代同居が現代日本で受け入れられる事が出来るかは、甚だ疑問です。
大自然のうねりの中、敏感に反応するのは女性です。目に見えない自然の営みに抵抗するのは男性です。自然の摂理の中で現代日本人の女性は今、個を尊重しています。そして少人数の家族を希望しています。このような流れの中で抵抗することは幾多の困難に遭遇すると覚悟することが必要です。
大きな流れには支流が沢山発生します。そのひとつに上手くたどり着ければ同居も可能でしょう。私の義兄は男三人兄弟の二男でしたが、結婚してから10年後に両親と同居しました。姉が同居を承諾したからです。
日本も貧しい国に変貌するか、人口が劇滅すれば、昔のように大家族での生活が復活するでしょうが、10人に1人が不妊治療をしなければならない程、現代の日本女性の体は変化しています。
日本という有機的総合体は、一体我々に何を望んでいるのでしょうか。
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