ハインリッヒ・シュリーマンと聞いて何を思い出しますか。
「トロイの木馬」で有名なトロイアを発見した人です。彼の自著「古代への情熱」には幼少の頃、ホメロスの「イーリアス」を読みトロイアの発掘を決意したと書かれています。(現代の研究では少々違うようですが)
私も小学生の頃、「古代への情熱」を読みシュリーマンにあこがれました。
このシュリーマンがトロイア発掘に先立つ6年前、世界旅行の途中、中国に続いて幕末の日本を訪れていたのです。
旅行先(清国の首都北京)での一節「ほとんどのどの通りにも、半ばあるいは完全に崩れた家が見られる。ごみ屑、残滓、なんでもかんでも道路に捨てるので、あちこちに山や谷ができている。」「どこへ行っても、陽光を遮り、呼吸を遮り、呼吸を苦しくさせるひどい埃に襲われ、まったくの裸か惨めなボロをまとっただけの乞食につきまとわれる。どの乞食もハンセン病を患っているか、胸を患っているか、胸の悪くなるような傷に覆われている。」「全裸同然の屑屋をよくみかける。彼らは肩に籠をかつぎ、手には小さな熊手を持って、ごみ屑や灰の中からどんなに小さな紙屑でも炭でも見逃さないで集めている。また、ぞっとする光景だが、飢えた犬の群れが糞集めの人夫たちの目を盗んで、自分の糞や馬糞をむさぼり食っている」
旅行先(江戸・横浜)での一節「家は、昼間は道路に面して開かれ、夜は木戸によって閉ざされている。ときどき練り土で作られた完全な耐火建築の家(土蔵造り)も見られる。」「道を歩きながら日本人の家庭生活の仕組みを細かく観察することができる。家々の奥の方にはかならず、花が咲いていて、低く刈り込まれた木でふちどられた小さな庭が見える。日本人はみんな園芸愛好家である。日本の住宅はおしなべて清潔さのお手本になるだろう。」
「日本人が世界で一番清潔な国民であることは異論の余地がない。どんなに貧しい人でも、少なくとも日に一度は、町のいたるところにある公衆浴場に通っている。」「……この国には平和、行き渡った満足感、豊かさ、完璧な秩序、そして世界のどの国にもましてよく耕された土地が見られる。」「玩具の……仕上げは完璧、しかも仕掛けがきわめて巧妙なので、ニュルンベルクやパリの玩具製造業者はとても太刀打ちできない」
日本は不景気だ!とメディアが必要以上に叫んでいますが、世界から見ますと、いまだ日本は豊かであり、金融危機も無い平和な国と看做されています。
シュリーマンの著書にも有るとおり、昔から日本は良い国です。私たちはそのことを誇りに思い自信を持ちましょう。
素晴らしい日本人のあなた!!
自分に自信を持ちましょう!!
異性に好かれるコツの一つには、自分自身を愛し、自分に自信を持つことです。
必ず思いは遂げられます。頑張ってください!!