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おバカキャラ!

最近は、おバカキャラが流行っています。TVのチャンネルを押すたびに必ず一人ぐらいは出演しています。

このおバカキャラを真面目に論じている方がいるので、一部抜粋。

 

それでは、“おバカキャラ”の「言動・行動・主義・主張のパターンの束」とは何か。一言でいえば、それは「クイズに答えられない」というものだ。計算ができない、英単語を知らない、それをクイズにした穴埋め問題がうまく答えられない、ということである。一般的に見れば、驚くほどの「常識」のなさが、彼らが注目されはじめた理由だろう。

 しかし、それだけではたんなる「知識不足の人たち」で終わってしまう。むしろ総じていえるのは、彼らはうまく論理が展開できない、相手と話を通じ合わせられない、自分の気持ちを伝えられないという能力の欠如によって“おバカ”と呼ばれているわけではない、ということだ。それどころか、彼らのコミュニケーション能力はとても高い

 実際に私は毎週のように彼らのうちの1人のタレント女史とともにテレビ番組のコーナーを続けているが、たしかに彼らはいわゆる一般常識と呼ばれる“知識”を取り扱うような部分では、のみ込みのよくないところがある。しかし、相手がいまどういう気持ちでいるか、周りがどのような状況にあるか、ということを読み解くときには、とても高度なセンスを発揮するのだ。

 人間の表現力というものは、インプットとアウトプットの連鎖でできている。一般的な標準から見ても彼らはかなりレベルの高い人間観察を行なっており、その感性の鋭さには驚かされるほどだ。しかし、それをうまくアウトプットする手段をもたないからこそ、彼らの語彙で表現すると、それが“おバカ”になってしまう面が多分にあるのである。「
名越康文(精神科医)

 

現代人類が生き抜いていくために最後に獲得したもの、それは「顔の表情」です。

 

コミュニケーション能力を高めて、異性をゲットしよう!!