去年の春先に、婚活をしようと尋ねてこられた方がいらっしゃいました。この方数か月悩んだ末、入会をすることにしましたが、父親を介護していた母が倒れ、やむなく介護離職されました。(無職では入会出来ません)
仕事を一生懸命行い、会社内での上司から信用されるようになり、中間管理職に手が届き、さあ婚活して家庭を手に入れようとしたその時、健康でいつまでもいてくれると思っていた親が倒れ、会社を辞め親の介護に入る方が、毎年10万人もいらっしゃるそうです。
お隣の中国ではもっとひどい状態で、中国高齢者事業委員会の陳伝書常務副主任は、中国都市部での高齢者一人暮らしは50%を超えていると伝えています。
何しろ、日本の10倍以上の13億人の国、この人数を減らそうと一人っ子政策を続けてきたのは正解だけれども、都市部でこの数字ということは、農村部ではすでに悲惨な状態になっているようです。
日本でも同じですが、地方の人間が東京を目指すのと同じように、中国の農村からあこがれの都市へ移住したがる、当り前の行動ですね。これによって農村は高齢者のみになり、最終的には荒廃していきます。
中国人は繁殖力がすさまじいのか?!人工的に人口の抑制を行い、日本人は繁殖力が弱くなったのか?!自然に人口が減少しています。
私どもは仕事の関係で、皆さんの家族構成をお聞きする訳ですが、本人は自覚せずとも、おのずと将来的には親の介護に追われる独身男女の姿が浮かび上がります。要するに結婚をしなければ親の面倒を、親が亡くなるまで一生看続けるということです。
そして、自分自身は誰からも看取られず、孤独のうちに死んでいきます。
さみしい現実ですが、自分で選んだ道ですから悔いは無いでしょう。
私どもは不動産業(売買専門)も営んでいますので、賃貸アパートに住む高齢独身者の話を、同業の不動産業者から聞くことがあります。
ある日突然、アパートの入居者から異臭がすると訴えが入ります。そこで不動産管理会社がカギを持って入居者宅を訪れると、腐乱死体がそこにあるということがしばしばあるそうです。
高齢独身者の孤独死です!
遺体を警察官が移動しようと手足を持つと、殆どのケース、簡単に肉と骨が分離するそうです。
これはアパートだからということではなく、マンションでも一戸建てでも同じです。ただ賃貸の場合は何かあれば管理会社に連絡が入りますので、発見が早いというだけです。高齢独身者の孤独死はどれも同じです。
結婚なんて何時でも出来るし、第一面倒だ!
俺(私)はお願いしてまで結婚などしようと思わない!
その様に思われる方はそれでいいのではないですか。
これはまずいと思った方だけ、近隣の世話焼きおばさん(結婚相談所)のところへ来ていただければ、結構でございます。私たちは一生懸命サポートさせて頂きますから!
高齢独身者の仲間に入らないうちに来て下さいね。