書籍“武士道解題”には副題として「ノーブレス・オブリージュとは」と書いてあります。(noblesse oblige)
あまりなじみのない言葉ですが、どうやらフランス語のようです。貴族の義務または高貴な義務と言うそうです。
やはり李登輝氏も武士道と騎士道を近いものに考えていたようですね。
中世騎士道には騎士の10戒があったそうです。その一部を列挙してみます。
PROWESS fighting skills 優れた戦闘能力 。
COURAGE 勇気 。
HONESTY no weaseling 正直さ 高潔さ。
LOYALTY true to your leaders and your friends 誠実(忠誠心) 。
GENEROSITY open handedness 寛大さ。
FAITH committment to ideals 信念 。
COURTESY dignified and mannerly behavior 礼儀正しさ、親切心 。
FRANCHISE noble behavior and leadership 崇高な行い、統率力 。
上記以外にも清貧、気前のよさ、信心、弱者の保護などがあったそうです。
騎士道の発展段階でもっとも重視されたのが、忠誠とともに弱者を保護すること、信仰を守ること、貴婦人への献身などが徳目とされました。
女性に対するマナーや献身が重視されたのですから、女性から騎士が慕われたのは当たり前ですね。
私なども到底及ぶものではありませんが、少しでも近づけたらと思います。結婚前の男性なら尚更、少しでも実行する価値はあると思いますので列挙してみました。
日本人には相容れないものだ!とおっしゃらずに、良いものはよいという軽い気持ちで行動されることを願いつつ。
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