1981年、アメリカのダウリングは「シンデレラ・コンプレックス」という著書のなかで、
自らの経験をもとに社会的に自立できない女性、大人になれない女性について訴えました。
シンデレラ・コンプレックスとは
「自立に対する不安から、いつもだれかに保護されたいという心理的依存願望、
他力本願的願望が強く存在する状態」を示す概念です。
社会的自立を表面的に主張しながら、その反面、現状から抜け出させてくれる
ヒーローを待ち望む内面的非自立性、心理的依存性を意識してしまい
本当の自立ができない女性が直面する問題なのです。
欧米にかぎらず日本においても女性の社会進出がすすんでいる現状から
シンデレラ・コンプレックスは広く蔓延していると想像されます。
女性も男性と同じ立場で仕事をしている、現状。
男性も甲斐甲斐しく母親に面倒みてもらって、生活し
そして、女性も同じく、母親に依存して、自立できない。
社会では、仕事ができ立派でも、実は、ただの我ままな子供役からは
抜け切れず、家に帰れば、温かいごはんが待っているを
当たり前と思っている。
自分の現状は親のせいと責任転換して、
自分を守り正当化していませんか???
一歩踏み出し、守られている(甘える)立場から、
守る(甘えてもらう)立場に変わってみませんか。