今日はお見合いでの「あがり」について(緊張して頭の中が真っ白になり、何を話したのか覚えていない現象を言います。)。
「あがり」というのは“立派な”心理学用語。「演台で発表する時や試合に臨む時などに体験される心身の緊張状態をいう。事の成否が本人にとって重要なほど、不安や緊張感が高まり、目的の行為の達成が困難になることが多い」(有斐閣『心理学辞典』から)。
ベルMe入会後、初めてのお見合いで、この「あがり」を経験される方が多いと思います。
人前で話さなければならない事が出来た時、皆さんありますよね。私などは老齢なので結婚式での主賓挨拶を頼まれたり、業界であいさつを依頼されたりしています。
私事で申し訳ないのですが、ある結婚式で主賓挨拶を行ったとき、小さい紙にメモ程度に記載したものを持参し、話はじめたのですが、ジョークを交え面白く話したつもりが、少しもうけず、初めてこの「あがり」を経験しました。
若いとき、対抗弁論術学を実地も交えて学んでいましたので、人前で話すことは慣れていたはずでもです。
では何で「あがる」のでしょうか。男女では少々趣が違うのですが。一般的には、自分の真の姿よりも、他人に自分を良く見せようとするからです。
この「あがり」の克服方法の一つが「おまじない」。勇気を出すためとか上がらないためとかでよく行う、手のひらに「人」という字を書き、飲み込む行為を3回繰り返すというものです。営業研修1年生のころ、同僚が克服法として使っていました。この彼、他社の1部上場(当時の呼称)企業の役員会議の中に入りこみ、営業トーク(会社指定)を行い、摘みだされたという強者。
次にあるのが、「頭の中でのロープレ」。お相手とのお見合いを想像して、この様に話したらこうゆう風に帰ってくるかなとか。思い描くことです。
私が営業マン時代に良くやったのは、相手と会った瞬間、いかにいい笑顔を出せるか、毎日鏡の前で笑顔つくりに励んだことです。
一流のスポーツマン(オオタニとか)たちも、頭の中でロープレをしていますよ。
最後になりますが、お見合いの場数を踏むことです。
経験に勝るものはなし。
場数を踏むことで、あがらなくなります。ただ、あまり慣れすぎるのもどうかとは思いますが。
先程、男女で「あがり」が違うように書きましたが、以前「脳梁」で記載したように、右脳、左脳の使い方が男女で違うからです。参照してください。